SHIBUYA109の35周年アニバーサリーパーティーで行われた109ヒストリーファッションショー https://109news.jp/?p=3123 でアムラースタイルを披露してくれた尾崎紗代子さん。
SHIBUYA109との出会いから、今、ギャルについて思うことまで赤裸々に語ってもらいました!
まずはショーを振り返ってみていかがでしたか?
90年代半ばに大ブームになったアムラースタイル。
タイトなトップス×フレアボトムの三角形のシルエットは今なお人気。
―企画自体がすごく面白かったですよね。幅広い世代の人が一気に楽しめたと思います。私はアムラーファッションをやらせてもらいましたが……ぶっちゃけ、一番可愛かったと思ってます❤
おいしいとこ取っちゃってすいませんー(笑)! でも本当にいろんなファッションを生み出してきたんだな~って。改めてギャルってすごい!
SHIBUYA109との出会いについて教えてください!
―小3のときに、当時、私はまだ名古屋にいたんですけど、東京のおばあちゃんちに遊びに行ったときに連れてかれたんですよ。ハイカラなおばあちゃんで、「あんた地味ね~」とか言われながらマルキューに何度か来るうちにハマりました。
音楽はガンガンかかってるし、正直すごいビビってましたけど(笑)。
それからずっとSHIBUYA109に通うようになったんですか?
―高2の春に東京に引っ越して来たんですけど、高校が合わなくて辞めまして。カリスマ店員に憧れて、とあるファッションビルの面接を受けたんですけど落ちたんです。
そこで吹っ切れて、“私なんかがおこがましい”と思ってたマルキューのLIP SERVICEの面接を思い切って受けました。そしたらその日のうちに合格の連絡がきたんですよ。2月13日! うれしすぎて今でも覚えてる(笑)。
それからショップスタッフとしてSNAPに出させていただくようになって、モデルに、という感じです。まさにマルキューは人生を変えた場所、ですね。
スタッフやモデルといろんな立場で関わってきた尾崎さんにとってSHIBUYA109とは?
―地元、みたいなものかな。今でも行くとスタッフ時代の友人もいたりしますし、ホッとしますね。でも昔に比べて中の雰囲気は変わりましたよね。接客も、洋服も。すべて質が良くなってるというか、洗練されてきてるなって感じます。
「ギャルがおとなしい」「ギャルがいなくなるのでは?」という声もありますよね。
―でもそれって普通に今の時代の特徴ですよね。ガングロやヤマンバが今はいないように、時代に合わせて姿カタチを変えて、ギャルが存在し続けるのは間違いないと思います。
ギャルの定義って見た目じゃないと思うんですよ。自然と女の子みんなが求めるものがアイコンになって、それがつまりギャルなんだと思いますよ。だから「ギャルは卒業」とか「マルキューは卒業」なんて言ってる人は損だと思います。今の時代に合ったおしゃれを楽しめるし、質のいい大人っぽいアイテムもたくさんあるのに。
本当にそうですよね。そうやってずっと女の子に愛され続けてきたSHIBUYA109は今年の4月28日に35周年を迎えました。尾崎さんが35才のときにはどうなっていたいですか?
―マルキューを何らかの形で発信できるモデルになっていたいと思いますね。さっきも言いましたが、マルキューの中身も変わってきているじゃないですか。その変化に合わせて、ギャルもまた“いなくなる”じゃなくて“進化”していくんだって思うんです。
私も最近、環境が変わったことでより個性を出していきたいと思っています。早速、黒髪にしてみたり(笑)。でも、そもそもギャルだからこの髪色でなければいけない、なんてことはないんです。やりたいことをやって、それが新しいムーブメントになる。だから心配や不安に思うことはないんですよ。
一緒に変わっていきましょう! ってなんか今日の私、ずっと真面目なことばっか言ってますけど大丈夫ですかね?(笑)
尾崎紗代子/モデル
1989年12月20日生まれ。愛知県出身。
オフィシャルブログ「SAYOKO day」
提供元:109ニュース シブヤ編集部